ロシア漁業情報

2026/3/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2026/03

 2026年03月10日
ユーザー 各位

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、ロシア第1副首相デニス・マントゥロフは、昨年2025年秋、船齢40年以上のロシア籍および外国籍の船舶のロシアの港湾への入港を段階的に禁止する案を用意するように、ロシア運輸省に対して指示しました。
本件についてロシア漁業庁長官イリヤ・シェスタコフは、2026年2月下旬、上院会合において、漁船への適用について反対を主張しました。
この主張について、ロシア運輸次官アレクサンドル・ポシヴァイは、やはり同会合において漁船を適用除外とする案を正式に支持すると表明しました。
当該問題についてロシア漁業団体は、漁船・運搬船の更新は、企業の経済的・生産的ニーズを考慮し、制限措置を導入することなく自然に行われるべきだと強い反対を表明、船齢40年以上の船舶のロシア港湾入港禁止措置が導入された場合、極東海域の漁船団の規模は2030年までに半減し、水棲生物資源の漁獲量が40%減少、2035年には、漁船団のわずか25%%しか操業できなくなり、漁獲量が95万トンにまで減少するとの試算を示した上で、投資目的漁獲割当に基づく漁船建造プロジェクトの遅れも指摘していました。
今月号においては、これらのロシア漁業分野の政策動向に関する直近の情報を集約し、TopNews としてご報告申し上げます。
なお、今年2026年も年明け1月1日から、ロシア漁業にとって最も重要な春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、“Aシーズン”が開始されています。当該操業、ならびに同時展開されるニシン操業等の関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。
                                                         敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)

TopNews ロシア運輸省 船齢40年以上の入港禁止問題 漁船適用除外案を支持
・ロシア上院 水産物製品輸出関税の復活を論議(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外10件)
・日ロ漁業協定海域南クリールのソコダラ また上場へ(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外4件)
・ロシア漁業者漁獲量 75万2,400トンに達する(2月24日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外7件)
・ロシア春季オ海抱卵スケトウダラ・ニシン(日本EEZまたがり資源)操業(“Aシーズン”関連8件)
・ロシア極東海域スケトウダラ・ニシン・マダラ操業概況(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連6件)
・北海道隣接サハリン州 引き続き一部漁業区マス禁漁の可能性(太平洋サケマス操業関連外1件)
・ロシア 表層漁業と海洋ダイナミズム イワシ資源増減のヒストリー(イワシ・サバ サンマ漁業関連)
・EUのスケトウダラ・フィレの輸入量と価格の推移等(その他ロシア漁業関連情報等外7件)
・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2026年2月(韓国スケトウダラ市場関連)
・スルメイカ 日本2026年漁期TAC暫定案6万8,400トン(韓国漁業関連)
・英国 EU離脱に対応した新たな4件の漁業管理計画案を発表(ポスト英国EU離脱Brexit関連)
・英国 風力発電の経済-美辞麗句と現実 それと石狩法定協議(洋上風力発電と漁業 海外の経験外8件)

計62オリジナル報告
http://kisenren.com