ロシア漁業情報

2011/11/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン2011/11

2011年11月10日
ユ−ザ−  各位
                                                               
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、韓国農林水産食品部は、ベーリンング海におけるスケトウダラの追加漁獲割当を獲得したと発表しました。このロシアと韓国の協議は2011年10月27日、28日の両日、モスクワで開催され、韓国漁船のベーリング海ロシア排他的経済水域における11月からのスケトウダラ操業に、1万トン漁獲割当を追加することに合意した模様です。2007年以来、韓国は、IUU漁業防止政府間協定合意を梃子に、年度途中の追加を除いても、政府間協定に基づくスケトウダラの年間漁獲割当を4万トンレヴェルまで増加させてきており、加えて、民間レヴェルでのロ韓合弁操業(韓国漁船/ロシアフラッグ/製品韓国国内貨物扱操業)で年間18万トンのスケトウダラの漁獲割当を獲得している経緯にあります。
一方、このロシア海域における韓国漁業の拡張についてロシアスケトウダラ漁業者協会会長ズベレフは、外国人漁業を優遇しすぎだと抗議しており、追加枠協議が行われた10月27日、28日、ロシア連邦漁業庁長官クライニーは休暇中であり、いわば、非公式な決定で最終的なものではないと指摘、自国の海域においては自国の漁業者が優先されるべきであり、問題の解決を求めていくと言及しました。
今後の外国人漁業のあり方に大きな影響を与える可能性のある情報として、今月号で特にこの件をご報告申し上げます。
なお、来月12月上旬からモスクワにおいて日ロ漁業委員会第28回会議が開催予定で、報告担当者も当漁業委員会に交渉団随行員として参加の可能性があり、例年どおり、12月号は新年1月号との合併号とさせていただきます。今年も変わらぬご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。                       
敬具
                                    (国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
・ 韓国漁船ベーリング海スケトウダラの追加漁獲枠に合意 ロシアスケトウダラ協会が抗議
・ 第25回ロ朝漁業委員会が開催される
・ ハバロフスクでPICESが開催される
・ 極東科学操業評議会が開催される
・ サハリンの漁業会社と水産加工場で多数の労働法違反が発覚する
・ ロシア漁業者のサケマス漁獲量が50万トンを超える
・ 沿海地方国境警備局が中国と北朝鮮の2国旗外国漁船を拘束
・ ロシア漁業者のイカ漁獲量が6万トンを超える
・ ロシア漁業者によるサンマ漁獲量が4万8,000トンになる
・ サハリン国境警備局が今サケマス漁期に34kmの違法漁網を押収
・ 日本海上保安庁巡視船“そうや”がコルサコフへ寄港
・ 韓国市場 日本産水産物の輸入急減 ロシア産など増
・ サハリン国境警備局がグルジアFOC船を拘束
・ ロシアのサンマ漁業は約100隻にのぼる韓国・台湾漁船との競合を余儀なくされる
・ サハリン国境警備局がロシア人密漁者摘発で日本海上保安部へ謝辞
・ サフニロが放射能物質調査について勧告
・ 韓国市場 回復しないロシア海域産スケトウダラ価格
・ カムチャツカ漁業が北極海航路で製品を欧州へ搬送
・ 韓国組合長会 中国漁船の脅威はロシア水域ばかりではない
・ ロシア太平洋サンマ漁業の現況
・ 2012年のスケトウダラTACが勧告される
・ サハリン・クリール海域の2011年9月期操業レヴュー
・ ロシアとカンボジアの第1回FOC/IUU漁業防止協議が開催される
・ ロシア漁業者により漁獲されたサンマはすべて国内消費向かう
・ サフニロ所属科学調査船が西サハリン海域の調査航海を終える
・ ロシア連邦漁業庁がサンマ操業会議を開催する
・ サフニロがイワシ来遊の要因を調査
・ ロシア漁業者のサケマスの漁獲量が51万1,000トンとなる
・ ロシア漁業者による漁獲量が約326万トンに達する
・ 日本がロシア人カニ密漁船員を拘束する
・ ロシア極東漁業者はソコダラを増産する
・ 米国トライデントシーフーズ社に環境法違反罰金250万ドル
・ サハリン国境警備局が2隻のFOC船を拘束
・ 沿海地方国境警備局がカンボジアFOC船を拘束ナホトカへ連行
・ ロシア国境警備局は活動の照準をサンマ違反操業に定める
・ 沿海地方捜査当局が北朝鮮イカ漁船乗組員を逮捕
・ 韓国企業がロシア極東において水産物貿易物流センター設置を計画
・ クリール諸島連邦目的別プログラムは南クリール諸島の漁業の発展を前提にする
・ 韓国議員が日本水産物放射能検査適合判定に疑問提起 ロシアも厳しい対応
・ WTOはロシアに光明をもたらさない